ある年の春、散っていく桜の花を眺めていたら、その時期にはまだ坊主の銀杏並木が目に留まりました。
桜の華やかさとは対照的な姿だったのですが、
「あっ!このあと新芽が出て、夏には日陰を作ってくれるんだ。冬の間は日差しをさえぎらないでいてくれたんだ」
ということに気づき、自然の偉大さ 謙虚さにとても感動しました。
それから
ずっと腑に落ちないでいるのですが・・・
立派な建物や道路は毎年増えていくのですが、
幸せを感じて暮らしている人は、増えるどころか毎年減っている気がします。
数年前にまぶしすぎるほど立派な白い橋が架かりました。
その橋を渡ると空をとんでいるような気持ちになりました。
同じころ、双子ちゃんのお母さんが熱を出し、ヘルパー派遣のSOSがありました。
でも2日目のヘルパー代は厳しく、
解熱しきっていない体で家事育児をひとりでやるしかありませんでした。
私たちはこう思うのです。
「人と自然を大切にする社会になってほしい」
「子どもたちがそんな社会を作ってくれるおとなに育ってほしい」
そのために、小さな団体ですが、
みんなで力をあわせて少しずつ活動していきたいと思っています。
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